季節のお花で1年が廻って来たことを感じます。
今年の彼岸花は、皆生温泉から車で20分の神淀廃寺跡
背後には雄大な大山、眼下には美しい日本海が広がる牧歌的な高台に位置します。
彼岸が近づくこの時期、田んぼの畔、川の土手、田舎の墓地に真紅の打ち上げ花火の様な花に、葉が無くほぼ垂直に下りた茎を地面に着けている。
日本の田舎の風景によく合う花ではありますが、どことなく無邪気さを感じさせられます。
彼岸花 別名 『曼珠沙華』とも呼び
正岡子規の歌『秋風に枝も葉もなし曼珠沙華』『ひしひしと立つや墓場の曼珠沙華』
夏目漱石の歌『曼珠沙華門前の秋風紅一点』『曼珠沙華あつけらかんと道の端』
といったように歌人達も、私と同じように無邪気さを感じたのでしょうか!
都会の人工的な色合いの中ではなく、田舎の自然色の中にこそ彼岸花が美しく輝く環境があり、
その美しい風景を感じ歌人達が歌を歌いたくなるのも分かる気が致します。