すずめの戸締り

新海誠監督の大ヒット映画『すずめの戸締り』昨年末に見てきました。

新海誠監督の映画を見るのは初めてしたが、

今回のこの映画はなんだか惹かれるものがあり映画館に足を運びました。

惹かれる1番の理由は、日本神話とリンクしているとこらです。

登場人物の名前 地域など 

まずヒロインの岩戸すずめちゃん

東日本大震災で母を失った事で東北から宮崎に移り住む。

このことは、天照大御神(あまてらすおおみかみ)の命を受けて神々の住んでいる天上の世界から日向国の高千穂(宮崎)に天下った『天孫降臨』を思わせます。

そして苗字の『岩戸』

天照大御神(アマテラスオオ三カミ)が弟の須佐之男命(スサノウノミコト)の悪行に腹を立て天岩戸という洞窟に隠れた事で何とか出てもらおうと神々が作戦を講じ、成功するという『天岩戸神話』を想像させます。 その作戦 洞窟の前で大宴会をして 引きこもっている天照大御神の興味を引き誘い出すというものでしたが、そこで八百万の神々の笑いの渦をまきおこさせたのが、アメノウズメという神の胸や下半身をさらけだした踊りでした。

ヒロインの『すずめ』の名前は、この一心不乱に踊る神 アメノウズメからなのではと思わせる。

そしてこの物語のヒーローの 宗像草太くん 

九州にある宗像大社を思わせます。

宗像大社は、天照大御神の三女神が祀られておりますが、位置的に海の向こうの他国からの侵入を防ぐ勤めをしていた宗像氏などともリンクさせる。

と神話との関連付けからも興味深くはありますが、私が実際『すずめの戸締り』を見ての感想は、まず主人公すずめの行動力と強さに感銘を受けました。

ロードストーリーという事で日本各地の廃墟に点在する災いの出口の扉を閉めて旅をしていましたが、扉を閉めることの犠牲になった壮太を自らの命をも顧みず救うすずめちゃんの勇気 私大好きです。

そして、『参る』という事の大切さを認識させられました。

ストーリーの中で、以前は賑わい繁栄していた場所が廃墟となり忘れ去られた過去になっていました。

その場所から災いか起こるというストーリーでしたが、主人公はその場所に行き災いの扉を閉めていきます。

私なりに災いが起こる理由を考えてみますと、過去の繁栄があって現在があるにも関わらず、過去の事を忘れさっている現在への訴えなのでは・・・と。

その訴えを鎮魂するがごとく足を運んで 『参る』という物語であると勝手に解釈いたしました。

私も、毎月お墓参りに行かなければ、実家の両親の顔を見にいかなければ、お世話なった方にお会いしてお礼をしなければ・・・と参らなければいけないと思っている事がありますが、出来ておりません。

近頃では、接触をさけて物事を進める事がもてはやされている風潮は否めませんが、

決してお墓参り 神社参拝をネット上のぽちツ!ですることはないと思います。

3年間つづいたこの状況も良くなってくると思いますが、本年は 『参る』(行動して感謝する)

年にしていきたいと思います。

そして年初に 天照大御神にお参り行ってきました。

以前行った岡山県蒜山のCAFEにて!!

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