実家からの食糧

私の実家は皆生温泉から10分ほどの場所にあり

祖母の時代から自宅で食べるための野菜を楽しみながら畑で作っておりました。

私が小学生の頃には、腰の曲がった祖母のお手伝いで自転車で畑に向かい、アルミのバケツを2つ 用水路から水を汲み野菜の水やりをしていました。

この辺りは砂地の為 裸足になり汗をかきながら 大好きなあばあちゃんが少しでも楽になることを望んでの事でした。

そして先日実家からの食糧は、サツマイモ 玉ねぎ ラッキョウ漬け カブのまぶき菜 ぬかご 梅酒 ニンニクの醤油漬け 金山寺味噌 手作り味噌 

実家からの収穫された野菜は スーパーで並んでるものと違い

土が付いていて 虫食いがあり 形が一律ではありません。

虫が毒見をしてくれたお野菜

母の畑では、農薬 化学肥料を使用せず

家庭で出た生ごみから堆肥を作り それを肥料として作物を作っております。

夏にはキュウリが沢山できましたが、料理はせず洗ってそのまま

丸かじるがとってもおいしく ハイボールにピッタリのおつまみでした

手造り味噌は、安来(島根県)でとれたもちろん無農薬の大豆に塩と麹のみで作った代物 しかも2年物で赤味噌にかわっておりなんとも言えない風合いがございました。

その他 実家の畑でとれたラッキョウを漬けたラッキョウ漬け

こちらは、旅館でも“女将のおかあさんのラッキョウ”として出させて頂いております。

梅酒 こちらもお客様に召し上げっていただこうと考えております。

そしてわたくしのランチはさつまいもを蒸したもの(まったくインスタ映えしない・・・)

近頃はやりのSDGs などとよく耳にしたり 一流企業社員さんの襟元に虹色丸バッチを目にしますが、女将の実家では、全く意識高い系ではない超庶民ですが普通に昔から持続可能な暮らしをしてきたと感じております。

実家だけではなく、周りの人達もそんな感じで暮らしてました。

そんな田舎ならではの鳥取の皆生温泉にお越しいただき愉しんでいただける旅館にしていきたい思っております。

当館の売りのメインでもある『食』に関しても 女将 社長 料理長の思いは、安全な物をおいしく 心を込めてお客様に幸せを感じていただけるものを提供することです。

私が接客をしておりますとお客様に 料理長は何歳位でどんな人なの?っと尋ねられる事があります。

料理長からも 何歳くらいののお客様で どんな様子で召し上がってらっしゃるか尋ねられます。

お客様と料理長は直接会う事はございませんが、お料理を通して相思相愛になるのが最高だと感じます。

11月からは、松葉蟹のお料理が始まります。

当館の松葉蟹でお客様に幸せを感じていただけたら幸いでございます。

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