皆生温泉から車で30分、揖屋神社
ずっと気になっていた神社でした。
女将の祖母の実家は揖屋のかまぼこ屋さん(天竹)で、幼い頃お盆になると祖母に連れられて、お墓参りをし、お食事を頂くという思い出がありました。
そんな事を思い出し、半世紀ぶりに訪れようと思い立ちました。
出来ることなら、祖母の実家のお墓参りなどできたらいいなと思っておりまいしたが、半世紀前の記憶だけをたよりにたどり着く事はできませんでした。。。 しかし何代か前のご先祖様が眠っておられる地を訪れる事が出来たのは大いに意味深い事だと納得しております。
まず行ったのが、『黄泉比良坂』(ヨモツヒラサカ)
古事記の神話に登場する、黄泉の国と現世の境目、いわゆるあの世とこの世の境界であります。
神話では、最愛の妻であるイザナミが先立ちどうしても忘れられず黄泉比良坂を通って黄泉の国に行くのですが、
そこにいたのは、思い描いていた以前の美しいイザナミではなく、とんでもなく醜い姿に変わり果てた姿でした。
その姿にびっくりしたイザナギは、愛しい気持ちの真反対の気持ちに変化し、逃げるのですが、黄泉の国の軍勢を振り切り、命からがら現世に戻ってきます。そして黄泉比良坂にあった大きな岩で道を塞いだのです。
イザナギの心変わりも理解できつつも、イザナミの気持ちも理解できてしまします。。。
そして、次に向かったのは『揖屋神社』
主祭神は、先述した狂気の行動に女将の少々の同調をしめした 「イザナミノミコト」
ご利益は、国家安泰・子孫繁栄・五穀豊穣・家内安全・商売繁盛・・・・だそうです。
私 神社にお参りする際 具体的なお願いなどをする事はなく、只々感謝の気持ちで二拝二拍手一拝を行っております。 そして心身ともに、クリーニングされたような何とも清々しい気分を味わい、未来の幸せへの後ろ盾を得たようにも感じます。
そしてランチは、ずーと行きたかった行列の出来るお蕎麦屋さん『まつうら』で割子そばを頂き大満足を致しました。