鳥取の写真家(島根県立美術館)

日頃 女将の遊び場でよく行くのが松江です。

オーディブル流しながら高速道路で30分 

この日は、朝の仕事を終え夕方からの出勤の間に松江県立美術館に行ってきました。

3日前には、お客様と共に企画展“『THE 新版画』版元・渡邉庄三郎の挑戦”を鑑賞して参りましたが、

2階の展示会場のコレクション展を見ずに帰ったのですが、が妙に気になり車を走らせました。

『植田正治生誕110年記念 植田正治と塩谷定好』展 鳥取で生涯を送り山陰を舞台に撮り続け 国際的な評価を浴びた2人の巨匠の競演です。

私も、境港出身の植田正治は、地元の誇りであると思っております。そして植田正治の師匠が琴浦町赤崎出身の塩谷定好です。

美術館のリーフレット「写真家・植田正治の物語」の中にこんなことが書かれてあった

“山陰を撮り続ける意味も変わってきた。単に自分が生まれ暮らしてるから撮影するのではなく、生涯山陰を撮り続けるのは、植田にとってそれが日本で一番美しいところであり「この地方の愛すべく美しい自然と素朴な人情が、私の写真する気持ちをとらえて放さないからです」”

そして

“「正ちゃんは、葉っぱ1枚でも作品にしちゃうからな」親友・秋山庄太郎は植田を評した。車の上に、はらりと落ちた1枚の紅葉。それだけで、得も言えぬまろやかな空気に包まれ抒情にあふれ、それでいてみじんのゆるぎのない、植田独特のスタリッシュな空間が現出する。”

確かに写真の知識がない私にも、この写真エモい!!(心が揺さぶられて、何とも言えない気持ち)と感じる事があります。

被写体自身にはエモさを感じなくても、写真家のファインダーを通して切りとられたその瞬間の現実が写真になった時ぐっとくる事を感じた事があります。

私もiPhoneで画像をとるのですがほんとに、グッと来ない写真のオンパレードです・・・

そして年末に業者さんから山ほど届く写真付きのカレンダー、その写真にエモさを感じず年間を通して壁の占拠を許したくなく、切り刻んでメモ紙になるのがほとんどだったりします。

このコレクション展の写真の数々の感想を、適切な言葉で表現はできませんが

心が揺さぶられて、何とも言えない気持ちにさせてくれました。偉大な写真家です。

旅館でお客様に、シャッターを押す事をお願いされる事があります。

最近はお客様の楽しいであろうお気持ちを切り取れるよう心入れて撮らせて頂いております。

以前の企画展『森山大道』、東京写真美術館で見た『深瀬昌久』もかなりエモかったです!!

写真 上手になりたいです。。。

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